第4章 親父の浮気
藍、敗北感に浸る……なんかムカつく…
智明
「親父と合流するから会えるよ!浅草の事務所に行くからな!この間もそのぬいぐるみ持ってたよな!大事なの?」
藍
「これは盗聴カメラや!」
智明
「何を撮ったの?もしかして、マンションから出て来てオレが捕まえたから……そうか、もうすぐ着くよ!」
親父の事務所に到着して、車から降りて事務所に入って行く
智明
「ほら、入ってこいよ!」
藍
「親父、お早うさん!遊びに来たで!」
親父
「藍、学校は?バックれたな〜!サボりも程々にし!まあ、座れよ。」
藍
「親父、女将さんにマンションの鍵を渡してるの?鍵を返して貰い!」
智明
「順番を追って話せ、話を折過ぎだ!」
藍、ぬいぐるみから盗聴カメラを出して親父と智明に見せる…ポケットから透明な袋を3袋出して見せる…
親父
「藍、お母さんに言われて…か?」
藍
「オカン、エリカさん以外に女が居るから調べて、報告しなさいって言うから…ちょっと、盗聴カメラを仕掛けたら…すまんな!違う結末やった…浮気はしてないけど…捕まる?方向になるとは…」
親父
「まあ、盗聴カメラは気付いたけどな〜♪だって、寝室が見渡せる場所にぬいぐるみは無いだろう!どう考えてもおかしいやん!やっと、女将も尻尾出したな!柳田組、飯山の女だ!ワザと近寄らせたらこれか!」
智明
「今日の夜にでも拉致りますね〜♪」
藍
「拉致したらうちに頂戴!使うから……綺麗な姿でお願いしますよ!」
智明、携帯から電話をして指示を出す
藍、王さんに電話して…
「よし、それでいいよ!決まりな!」
智明
「手配は整いました!」
藍
「この件は、加藤のオッさんの息子と省吾が関わってるかも知れんから、月曜日まで待ってな!情報を集めてる最中や!少々、お待ち下さいね!」ニコニコさん
藍、オカンに電話して、事の経緯を話すと納得したようだが……帰って来るのは変わらず、7月末…うち、餓死しちゃうで〜(泣)
親父
「藍、痩せたな!食ってるのか?」
藍
「食ってたら痩せないで!今日は美味いもん食いに来たんや!うちも色々あるんや…飯食わせろ!手柄を立てたから親父の奢りで…」
親父
「カメラのSD渡したら食わしてやる!寄越し」
藍、カメラからSDを抜き取り渡す