第4章 親父の浮気
王さん
「今はないあるよ、旧正月が終わったから取り寄せになるよ!1週間はかかるある…ちょっと待つあるね!」
王さんが店の奥に行ってしまう。奥から王さんが戻って来る
王さん
「あったあるよ!2つだけど、持って行くあるか?」
藍
「あと、これ入れる筒な!導火線もやで!」
王さん
「藍は人使いが荒いあるよ!持って来るあるよ!」
王さんが店の奥に入って行き、戻ってくる
王さん
「これでいいあるか?」
爆竹2つ、筒が4つ、導線が3メートルを渡される
藍
「おおきにな!一先ずOKや!」ニヒ!
王さん
「何するかわかったあるよ!さっき、肉マン作ったあるから、食べて行くあるか?」
藍
「おおきにな!ご馳走になるで!」
藍は王さんに料金を払い、肉マンを食べて自宅に帰る。電車の中で…
龍太
「火薬は危ないから気をつけろよ!」
藍
「任せなさい!ヤるなら元から潰さないとな!壊滅させないと意味が無いやん…」
龍太
「藍のそういうのは初めてだな…優しいだけじゃ…無茶をしないと守れないものがあるよな。」
藍
「龍太、おセンチ盛り?うちは楽しいか、楽しくないかのどちらかや!楽しみながらやらんとな!急いで帰るで!」
駅に着き、龍太を乗せてバイクを走らせて龍太の自宅に到着する
藍
「龍太、後でおにぎり2個届けて!蔵にいるからよろしくさんや!」
バイクを走らせて自宅に帰り、バイクを置いて蔵に行き蔵を開ける
二階に行き、買って来た爆竹を広げる。机に新聞紙を引き、爆竹を解体して行く。筒に火薬を詰めて導火線を入れて行く…チマチマ、チマチマ…あっ!ガチャガチャのプラスチックがあったやん…チマチマ…チマチマ…
あれ?思いのほか早く終わった……じゃあ!!
自宅に戻り缶ビールの空き缶を取り出し……セッセ、チマチマ、缶を横に切って、チマチマ、セッセ…出来たで!
龍太
「藍、おにぎり2個持っきたよ!聞いてる?」
藍
「上がってな〜今丁度や!出来たで!」
龍太
「ほら!明太子とシャケ!なんか、凄いなこれ!」
藍
「そうやろ!爆竹15連はバイクのマフラーに火つけて突っ込むんや!導火線を長めにしたで!」
おにぎりを頬張りながら話す
龍太
「いつやるの?」
藍
「ちゃんと情報収集をしてからや!当たり前やん!」