第4章 親父の浮気
上田のオッさん
「藍、引越しは何時にする?」
藍
「上田のオッさんはご飯作れるんやろな?うちの絶対条件や!引越しはしないで、3年は待て!」
上田のオッさん
「飯は作れるよ〜♪お独り暮らしだからね!これから家に行こう!」
親父
「清く正しく美しくだ!今日はアカン!けど2人で話せば…今のうちに別れちゃえ!」
上田のオッさんは電話をして迎えの車を寄越す手配をする。5分で到着する
藍
「強引やね!ヤッパリ、アカンなやめたわ……」
親父
「よし、無かった事にしいや!オレも許す!」
上田のオッさん
「それは無理だな!オレが諦めないからね!ご馳走様でした帰ります!」
藍を抱き上げてリビングを出て行く。藍は暴れるが上田のオッさんに担がれて玄関まで行き靴を履かされて、手を引かれてマンションの玄関から車に押し込められる。
車が走り出し運転手と隣に乗っている人がいる……
上田のオッさん
「家まで!明日は朝早く5時に迎えに来てくれ!」
藍、上田のオッさん手を離さない…静かな車内から外を見ている。うち、とんでも無い事言ったかな?ちゃんと話さないとな
浅草から新宿に向かって走りタワーマンションに着く、ドアを開けて降りる。手を引かれてついて行くエントランスでオートロックの鍵をかざして入って行く、エレベーターに乗り鍵をかざす。28階を押して28階で降りるとまたオートロックがあり鍵をかざして入って行き部屋に着き鍵を開ける
上田のオッさん
「ようこそ!どうぞ入って!」
勧められて入る。玄関で靴を脱ぐと上田のオッさんに手を引かれてリビングに入ると抱き締められる。
上田のオッさん
「どんなに欲しかったか判るか?3年前に逢ってから…子供だとわかってた…でも一目惚れだった。人を寄せ付けない雰囲気なのに、人懐こくて…子供だとわかっているのに…見た目は清楚で可憐で可愛いけど…ぶっはは!口が悪くても可愛い!」
藍
「告白なの?褒めてんの?貶してるの?…あははっ!なんやの?」
上田のオッさん
「上田のオッさんじゃ無くて、智明(ちあき)って言って!ちあきさんでもいいから!名前知ってた?」
藍
「今、知った!ふっぶっはは!自己紹介?じゃあ、得意料理を食べさせてな!」
智明
「着替えるよ!一緒においで!」