第4章 親父の浮気
藍
「親父がこんなや……うち一生、貫通式も無いんか?クモの巣張ったままは嫌やな!自分で破くか(笑)」
全員
「「「「?!ぶっ!」」」
吹き出し、むせ返る。ゴホッ!ゴホッ!
藍
「嘘や!真剣に聞くのは間違いやで!」
敦、焼酎の水割りやハイボールを渡して行く、藍は氷を取りにキッチンに行き冷蔵庫から氷を出して戻り敦に渡す。
和泉のオッさん
「明日にはみんな帰るから用心するんだぞ!うちの腕利きを寄越すか?」
藍
「要らんよ!どうせなら、シェフを寄越しい!飯炊き、弁当を作って食べさせてくれて、片付けてくれる人がええわ〜♪」
親父
「家政婦雇うか?こんな状態だと家政婦も危ないやろな!まあ、当分は無理やな!」
藍
「龍太のオカンに手伝って貰うわ…と言うよりも食べに行くわ!(笑)」
……夜も遅くなり、お開きになり藍達は片付けて自室に戻る
藍、風呂の支度をして風呂に行き脱いだ洋服を洗濯乾燥に入れてから風呂に入り、シャワーを浴びて頭を洗い流し体を洗う、顔を洗い流し風呂に浸かる
1人なら逃げたり、闘うのには抵抗がないが、敦がいると逃げられないし、庇わなくてはいけない……親父に頼むか……考えていたら、誰が風呂に入って来た。身体を隠しながら振り向くと哲也だった……ヤバイで…うち、すっぽんぽんや
哲也
「あっ!ご、めん」
風呂から出て行き、バスタオルを持って手渡された哲也の腰にはタオルが巻かれている
藍はバスタオルを後ろに向き、身体に巻き風呂に浸かる
藍
「普通は出て行くよな?戻って来ないで!」
哲也
「話しがしたくてな!」
シャワーを浴び風呂に浸かる
藍
「なんの話や?」
哲也
「敦を一旦、オレが預かるよ!このままだと足手まといになるし、和泉さんも敦見て話してた。合宿もリタイヤしたんだろ!買い物している間に聞いたよ!」
藍
「敦は哲也に一旦預ける……試験の前には戻す!明日、哲也買い物に付き合うて!これで全て解決するやん!」
……風呂から出ようとすると、手首を掴まれ
哲也
「オレと結婚したいって本気か?」
藍
「うち、中1やで!大人の階段上がり始めたばかりやで、哲也は年相応の人を捕まえな!」