第8章 風紀委員は……
藍、腹に包丁を刺したまま、レントゲン室で写真を撮り、手術室に運ばれて縫われる
医師
「臓器も切れてないから、縫うだけですよ!毎日、ガーゼを取り替えて、薬を塗って下さいね!1週間後に抜糸をしますからね!無理をなさらないで下さいね!女の子だからね!綺麗に縫ったからね!お大事に!」
藍
「もう?退院?」
藍、お腹に大きなガーゼにテープを貼られる
医師
「はい!お終い!」
藍
「家に帰れんな!5階に泊まりに行くで!」
藍、会計を済ませて、薬を貰うと
智明
「ハア、ハア、ハア…刺したって!」
藍
「まぁな!別にええやろ!」
智明、藍の腕を掴む
藍
「離してな!うちと輝も智明も他人やろ!構わんといて……ほな、さいなら!」
藍、智明を振り払い、タクシーを捕まえて5階に行くつもりが…大阪の駅に行き、実家に帰る
藍
「ただいま帰りました!」
藍、居間に行くと…ドスン、ドスン、
母
「あら?何?どうしたの?」
藍
「1日の里帰り、明日は親父の所に行くからな!」
母
「お爺さんに顔を見せてきなさいよ!」
藍
「そうするで!」
藍、爺さんの部屋に行く
コンコン
爺さん
「入って来なさい!」
藍
「爺さん…」
爺さん
「割り切れ…なっ、言わなくても判る。割り切れないんだろ…今日はゆっくりしなさい。聞かなくていい事を聞いたら水に流せばいい。止めるから水が濁る…水に流せば綺麗な水が流れて行くぞ!」
藍、縫った傷が痛み出し、寝てしまう
爺さん
「しょうがないのお!」
爺さん
「鶴や!おい、鶴!」
鶴
「はい、お呼びですか?」
鶴、部屋に入って来ると
爺さん
「藍を部屋に運んでくれ、押し入れを開けて寝かしてやってくれ…一時の休息だ!」
鶴
「判りました!」
鶴、藍を抱き上げて部屋に運び、押し入れに寝かせる。藍がお腹に手を当てているので、服の上から触ると…
鶴
「傷だ!どうしたんだ!」
鶴、服を捲り見ると、血が滲んでいる。藍の鞄を見ると痛み止めと薬が入っている
鶴
「ちょっと、待ってて下さいね!」
鶴、水を取りに行き、戻り水を口に含み藍の口に薬をいれて、口移しで飲ませる
藍
「…んっ……ん、コクン!」
鶴
「薬を塗りますよ!」