第1章 幼少時代
自分の部屋に戻り、良い子にお着替え
大事なプレゼントを二つ持って
蔵に向かい、鍵をまわして
「ガチャン」ギィーっと開き!
藍
「!!っ! ビックリ!!はっ??
なんや、鎧か。開けすぐはいかんなぁ場所が悪いん。場所移動は爺さんに相談してみよ!」
蔵の電気をつけて、二階に上る
ロフトみたいになってるから
二階がホンマの秘密基地!
二階に正座する机の上にプラモデルを開けて
ニンマリ!(笑)ムフフ
藍
「怒られる時間まで、頑張るでぇ!」
側から見たら、変わった女の子
人形遊びもしない。
おもちゃにも興味無し
流行りのテレビも興味無し
欲しがる物は、
プラモデル…。
大人の出入りが激しい家
大人の悪口を聞きたくないから
大人しくしていないと
母ちゃんに怒られるから…
プラモデルなら集中してると
大人しくなるから一番なんやっ!
プラモデルに合わせくれた
源さんに感謝やっ!
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源さんに連れられて
駄菓子屋に龍太と三人で行った時、
お菓子より、小さい箱の
飛行機に目がとまり…
飛行機の絵が気になり
ジィーと見て、棚の上にあり
手が届かない。
龍太
「どのお菓子にするのか 藍、決まった?ぼくね、アイスとポテ○チップス」
源
「決まりましたか?」
藍
「手が届かへん、飛行機が欲しいん!あれ、こうて!」
源
「これですか?」と棚の上から取り出し藍に手渡した。
藍
「うち、これがええ!」飛行機が手元に渡さた。
源
「お菓子じゃ無くて、良いのですか?作れないから作ってあげますね。」
藍
「ヤッターっ!」ルンルン!
龍太
「お菓子の方がいいのに!藍にはあげないよ!」
得意げにアイスを食べる龍太を無視しながら
自宅に帰る
自宅の一室で、源さんに作って貰うと、あっという間に飛行機の完成!
その様子を藍は源さんの手元をよく見て、ぱっぱと作っているので、魔法の手だと思った。
小さな飛行機のプラモデルがうちの出会い…。
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母
「藍、どこにいるの?時間だから帰ってらっしゃい!もうすぐ、ごはんですよ!藍、出きなさいっ!」
藍
「あかん、今日は時間切れや また、明日やね。今行くから、もうちょい待ってぇな!」
急いで、電気を消して蔵に鍵を自宅に戻り
藍
「帰ったでぇ!」