第2章 出逢い
出来た料理をリビングに持って行き、テーブルに置いていくパスタ、サラダ、ドリア、フォークにグラス……。
櫻井
「さて、食うか!いただきます!」
藍
「頂いちゃうで!ペロッと」
櫻井
「なんか飲みたいなら、お前は適当に冷蔵庫から持ってきな!オレが動くわけがないだろ!
藍はキッチンの冷蔵庫に行き、開けて缶チューハイを持ってくる
勝手にプシュ!と開けて飲みながらリビングに戻ってくる。テーブルにつき、座る。
櫻井
「お前、2本目だぞ!酔う前にやめておけよ!」
藍
「ハイハイ!しかし、うまい!なんで、篠原さんと姓名が違うん?離婚か?それとも……櫻井さんは一度結婚して養子に入ったとか?」
ご飯を食べながら話す、
櫻井
「親の離婚だよ!オレ、まだ30歳よ!こう見えて若いの!恋人募集中、お嫁さん絶賛募集中!」
藍
「篠原さんは今年、卒業したばかやん!8つ違い?ちょっと離れてるやん!30歳はうちから言わせたら、オッさ!!痛いやん(泣)!!ハナ(泣)て!」
途中からホッペを抓られ、喋れない
櫻井
「お前は食うな!」
食べていたパスタを皿ごと取られる
藍
「堪忍してぇな!今のうちには、極刑や!返しぃな!」
櫻井
「おじさんじゃないぞ!おにいさんだ!判ったか!」
パスタを返してもらい、飲みながら
藍
「わかり?ました。まあ、ご飯が美味いからええよ!」
サラダも食べて、ドリアを食べていたら、櫻井の携帯が鳴る。ドガッチャ!ドガッチャ!派手な曲が流れる
櫻井
「はい!ああ、明日は用事ががあるから!適当にやって、お前まだ、鍵持ってんだろ!ああ、わかった!お前とこの姫さん、家にいるから!じゃあな!」
藍
「うちは、姫なんか?お姫様?プリンセス?いいねえ!それ、採用やっ!うちのことは、姫と呼ん(泣)も(泣)ましよ(泣)!」
ホッペを抓っていた手を放す
櫻井
「大人しく、食え!」
藍
「櫻井さんは完全なSやね!人に刺青入たり、イジメるんが好き(泣)ん(泣)ね!ホッペがのびるわ!」
くだらないことを話しているうちに藍は飲んで、お腹もイッパイになり、ウトウトしながら、櫻井の肩にもたれて寝てしまう
櫻井
「だから、言わんこっちゃない!子供か!あっ、子供だった!」
櫻井が無自覚にもはしゃいでた自分に気づく