第8章 風紀委員は……
ベンチに座って見学をする。女性も男性も練習をしている。奥のドアから目を引く男性が入って来た
藍、あの人は出来るな。オーラが違うで!体を温め出した
藍の視線を感じて目が合うが、直ぐに練習に入る
ジム関係者
「前にやった事は?」
龍太
「引越しする前にやってました!」
ジム関係者
「そうか!オレは多田!宜しく!」
藍
「あの人は強そうやね!(笑)」
多田
「あいつは別格!K1選手だからね!」
健二
「一緒にやれるなんて!凄いな!」
多田、入会申込書を渡して
多田
「よかったら、記入してね!」
藍、その場で記入して行く、保護者欄は無記入…家に持ち帰る事になり、見学のお礼をして皆んなで車で帰る
藍
「龍太、保護者はどうするの?」
龍太
「郵送して記入して貰い、送り返して貰う!」
健二
「オレも同じだな!」
省吾
「……。」
藍、智明に借りはアカンな!ただでさえ、今は飯無しやし、堪能も保留や…どないしょうか?あっ!コレならいけるんとちゃうか!
車がマンションに着き、エレベーターでバラけて帰る
藍、今日貰った、サポーターと競泳水着を着る。キックボクシングの申込書の保護者欄だけを折る
「バタン!」
玄関が閉まる音がする
藍
「智明、おかえり!見て、学校の水着や!」
智明
「スッキリしてて、いいね〜♪藍に似合うよ!清楚で可愛い❤︎」
藍、智明の手を引いて、リビングのテーブルに座らせる。ペンと申込書を出して
藍
「プール入るのに、保護者のサインが必要なんや!書いてな!」
智明、明らかに紙が折れてる。保護者だけの記入欄…紙を広げると、キックボクシングの申込書
智明
「プールじゃないよね〜♪申込書!キックボクシングジムの申込書だよね〜♪」
藍、アカンな!簡単過ぎたからばれたで…
藍
「アレ?間違うたな……。」
智明
「貸しにする?エロありだよ〜♪」
藍
「あはは〜♪」
藍、申込書を返して貰い、部屋に逃げる。やっぱり、浅草に行くか…
藍の部屋のドア前から
智明
「書いてやるからこっちに来い!」
藍、水着から部屋着に着替えて、申込書を持ってリビングに行く
智明
「ほら、出せよ!書いてやるから♪」
智明、申込書を受け取り、サインをして渡す