第7章 鍵の中身は……
智明
「終わったみたいだな!さて、行くぞ!」
智明、何も言わず、藍の手を繋ぎ歩き出す
藍、智明に手を引かれて歩き出す
……鍵は挿したままに……
町まで歩き、電車に乗り秋田駅で降りる。ホテルに入りチェックインする。部屋の鍵を渡されて部屋に行き部屋の前で鍵を開けて
智明
「お嬢様、どうぞ!お入り下さい!」
藍
「おおきにな!」
藍、鞄を置き、ベッドに横たわる。真田事件は2人の犯行だった、未だに未解決事件か……消えた息子は新しい人生を歩んでいる。アメリカ人と一緒に住んでたんやな…
智明
「風呂に入って来るな!」
智明、大浴場の風呂に入りにいった
藍、そう言えば……智明の背中は?何が入ってたっけ?あれ?まあ、ええか!うちも風呂に行こう!
藍、大浴場で身体を洗い風呂に入る…大きい風呂はええな〜♪誰も居ないから泳いじゃうで〜♪
「バシャバシャ!プハー、バシャバシャ!」
藍、一通り遊んで風呂から出て、浴衣を着て髪の毛を乾かし部屋に戻ると智明がベッドで横になってた
藍
「お腹空いたな!腹ペコポコさんや、朝から食うて無いからな!」
智明
「飯に行くか!外に行くぞ!刺身が食いたいな!」
藍
「ええね〜♪刺身!それ採用や!」
藍、智明、着替えてホテルから近くの居酒屋に入ると店員に席に通されて、おしぼりを渡される。メニューはテーブルと至る所に貼り紙がある
店員
「ご注文どうぞ!」
智明
「瓶ビールと刺身の盛り合わせ、きりたんぽ鍋!」
藍
「ええね〜♪うち、じゅんさい!一先ずはそれでな!」
店員
「お待たせしました。」
ビールとグラス、ガスコンロをテーブルに置いて行く
智明、藍
「「乾杯!」」
藍
「結末はどうであれ解決したんやからええや!」
智明
「赤ちゃんは変な事に首を突っ込むな!今日は藍の奢りな!オレは付き合ったんだからご褒美位は貰わないとね〜♪」
藍
「智明の奢りやと思うたん…まあ、お詫び代やな!」
店員
「お待たせしました。」
刺身の盛り合わせときりたんぽ鍋、じゅんさいが運ばれて来た
智明
「刺身にはワサビをたっぷりと!」
藍
「お主は大人やのう!うちは、ワサビはアカンな!」
智明
「何、入れないの?赤ちゃんは!」
藍
「バブちゃんはワサビは要らん!」