第2章 出逢い
ニコニコさん作戦!
制服に着替え
ご飯抜きにされない様に標準語の練習
お早うさんじゃあなくて、おはようございます。
おはようございます。おはようございます。
よし、復唱して言葉を正す。
んで、行ってくるで!は…えっと、
行ってきますやっ!じゃなくて、
行ってまいります!か?
なんか、けったいやなぁ〜!面倒くさいやん!
いかん、ご飯にありつけん…。ヤバイで!
今日はニコニコさんで、龍太に言われた通りに喋らん方がええなぁ!
よし、いざ!ご飯へGO!
自室から居間に行く
母
「藍、おはよう!」
藍
「…えっと、お…早よい…ございます。」
爺さん
「藍、おはよう!」
藍
「爺さん、お早うさんじゃ…なくて、おはようございます。」
親父も起きた来て
親父
「藍、お早うさん!」
藍
「親父、おはようさ…おはようございます!」
……。なんか、もう、疲れてきた…
敦
「藍さん、おはようございます!」
藍
「さっき、挨拶したや…。お、早ようございます!」
……ん、は言って無いから、セーフやっ!
朝の挨拶で、早くもギブアップしそうやっ!
母はその様子を見ている。
皆んな揃ったので、ご飯を食べはじめる
爺さん
「藍、醤油取って」
藍
「ハイ!」
おかんの目があるから、ご飯を口イッパイに詰め込み、味噌で流した
母
「牛乳飲むなら、冷蔵庫に入っているからね!」
藍
「うち…わ……が、自分で…私が取りに行ってまいります!」
何とか言えたでぇ!はぁーしんどいわ!朝から、拷問や!
キッチンに行き、冷蔵庫を開けて牛乳を飲もうとしたけど…コップを食器棚からコップを取り出し居間に戻る
居間で、コップに牛乳を注ぎ!ゴクゴクッ!
藍
「ご馳走様でした!」
何とか無事にご飯を食べ終えた…。牛乳飲んで、プハーッ!出来へんし食べた気がしない。
今日、まだ始まったばかり…。憂鬱やわ
洗面所に行き、歯を磨きながら…ニコニコさん練習
ニコニコさんも疲れた…
口をすすいで、再度、ニコニコさん。
気合いを入れて、よし!喋らん!
自室に戻り、鞄を持って玄関に行き、靴を履く
藍
「行ってまいります!」
思わず、ガッツポーズ!噛まなかったで!