第7章 鍵の中身は……
刑事が藍の前に座り…
刑事
「誘拐事件が解決する…本当に幽霊を見に行ったのか?」
藍
「真田の事件を見て、殺された言うから見に行ったんや!霊はカメラに映りやすいって言うからビデオを撮りに行ったら、女の子が居たんや!鍵が掛かって入れんかったけどな〜!」
刑事
「お前、七瀬の子だろ?」
藍
「そや!ヤクザな娘が一般人を助けたんや!ヤクザも人の為になるんやで!(笑)一般人の方が怖いわ(笑)」
刑事
「親父に連絡付いたから迎えに来るよ。」
藍
「死んだ真田の息子は見つかったん?」
刑事
「犯人も捕まってない。息子も見つかってないな。時効が成立している。」
藍
「時効が無期になったやん?それで、今、捕まったら?どないになるの?」
刑事
「書類送検だけだな。不起訴になるのが妥当だ。所で、真田事件を調べたのか。」
藍
「心霊スポットを探してたら、絞殺されて、お手伝いさんは自殺やろ!これは、霊が出ると睨んだんよ!そしたらあんた、誘拐やで!目的は幽霊やで、刑事さんは幽霊はお好き?うちは、オカンが1番怖いわ(笑)」
刑事
「お前が男なら行く末が恐ろしいな。他に何を隠してる。」
藍
「セクハラ発言やね〜♪隠してるのは貫通式か?他には無いで!逆に自殺した旦那は何処におるんや!子供もな!」
刑事
「黙秘だな。口外はしないから残念だな。」
藍
「じゃあ〜♪借用書が無くなった人は?得した人は?1番損をした人が得したら?得した金は何処にある?(笑)」
刑事
「其処まで知りたいか。真田が無くなった後は預金は凍結された。息子は見つかって無いから国の物だな。」
藍、……銀行の社員が金を借りていたら?金は銀行、借用書は無い、証拠は残らんか……それが狙いなら…
藍
「財産分与で隣の爺さんは家を貰った!他には貰った人はいるんか?」
刑事
「いるよ。1人な売れない山を貰った人物がな。しかし、もうこの世にはいない。」
藍
「死んだんか?自然死?毒殺?自殺?殺害…」
藍、目が微妙に動いたで…自殺か…金田一の様に頭を掻く……山か、どこの山や
……トントン
ドアが開いて、他の人が入って来て耳打ちする
刑事
「親父が来たようだ。行くぞ。」
一緒に出て行き、ついて行くと親父が挨拶をしている