第7章 鍵の中身は……
龍太、見えてますよ……シッカリと…やべぇよ!マジ…
藍、ビールを開けるプシュ!ゴク、ゴク、
藍
「うめ〜っ♪龍太もビールにすれば?」
藍、龍太の隣に座る
龍太
「そうだ!帰りの飛行機は何時だっけ?」
ドキドキを隠しながら、話をする
藍
「明日は15時や!だから、遅くても13時には出ないとアカンやろ!」
藍の携帯が鳴る
藍
「うちや!どう?……そうか、えっ!ええ!判ったわ、おおきにな!」
藍
「龍太、あの家は隣の爺さんの物や行方不明の息子の代わりに相続したんやて…少し、見えてきたわ!」
龍太
「オレには?まだ、判らないよ!」
藍
「証拠を見つけんとな!」
藍、ビールをゴク、ゴク、飲んで、缶をゴミ箱に捨ててトイレに行く
龍太、ポカリを飲んで缶をゴミ箱に捨て、布団に入る
藍、携帯をいじりながら
藍
「明日は朝早いからな!4時にセットして!完了や!」
藍、布団に入り寝る
龍太、布団を捲り藍を覗くと寝ている…のび○より早いよ…藍を抱き締めると同じソープの香りがする。藍の温もりが龍太を眠りに誘う…そのまま寝る
ジリリリリン!ジリリリリン!
藍、目を覚まし、携帯のアラームを止める。龍太の腕を外して風呂に行きシャワー浴びる
龍太、シャワーの音で目を覚ます
藍、着替えてシャワーから出て来る
藍
「龍太、行くから早よう支度し!」
龍太、起きてシャワー浴びて支度する。部屋の玄関で精算して出る
藍と龍太は走って昨日の場所に行く、軽い朝のマラソン感覚で走っていたらついたので、カメラを回収して再生すると、鍋を持った隣の爺さんが玄関から入って行く姿が映っていた。陽当たりの良い部屋に爺さんの姿が見えた。二階のバルコニー側だ
藍、カメラを止めて、敷地の壁を乗り越えて家に近づく、龍太も壁を乗り越えて来た。藍、登れそうな場所を家の周りを見て、見つけて登る。龍太は下から見ている。スキニーデニムで良かった!登りやすい。
二階のバルコニーに着くと……女の子がいた……男の人やない…小型カメラを出して中の様子を撮る。窓を開けようとしたが鍵がかかっている。割ると隣りにバレるので、一先ずは降りる
藍、龍太は敷地の壁を乗り越え、走って駅に向かう。駅に着き7時。お店はどこも開いていない。