第6章 転校生は……
荷物移動が終わり、リビングに行くと智明が電話で会話をしながら新聞を読んでいた。藍がリビングに入ると丁度、会話も終わった
藍
「電話邪魔した?」
智明
「大丈夫だよ!アニキから!」
藍
「仕事大変なんやな…うちはお気楽さんや(笑)」
智明、新聞を畳んでテーブルに置く
智明
「藍、風呂に入って支度したら出かけるよ!」
藍
「あっ!シャンプーとかおおきにな!お気に入りが揃ってたんや!(嬉)風呂に入って来るわ!」
藍、風呂に入り全身を洗い上げて、風呂掃除して出る。歯を磨きながら髪を乾かし、部屋に行き着替えてリビングに行くと
智明
「その格好はダメ!皆んなに見せたら勿体無いから!でも、可愛いからいいか!(笑)」
白のミニスカートに白のシフォンブラウス、クリーム色の丈の短いカーディガンを着ている
藍
「どこに行くん?」
智明
「行ってからのお楽しみ!」
部屋を出て地下駐車場まで行き、車に乗り込むと車が走り出し目的地である鶴見にあるアウトレットに着く
智明、藍がはしゃがない様に手を繋いで店を見て行くと、藍が立ち止まる
智明
「あっ、可愛いね!入ろう!」
智明、藍を人形にしてアレコレと着せて行き、気に入ったのを買うとかなりの量だ。1度車に戻りまた買い物をする
藍
「ここ見たい!」
藍、智明の手を引いてうつわのお店に入って行く。お箸に鍋などが売られている
藍
「智明のお箸はこれ、輝のお箸はこれな!ゴツいから似合やうちは赤のお箸や!あとは、茶碗はデカイのを…どんぶりにするか?」
智明
「どんぶりはやだなぁ〜これは?」
藍
「あっ!ええな〜♪ 同じのを3つに…あっ!これもやお一人様鍋!うち、買うてくる!」
藍、会計を済まして戻る
智明
「買い物が終わったから次ね〜♪」
藍の荷物を智明が持ち車に乗って、次の場所に車を走らせながら
智明
「次は藍を食べるのにホテルに行くよ!(笑)」
藍
「うちは食べられん!生肉やからね!(笑)」
智明、ホテルに車を走らせて駐車場に停め車から降りて藍の手を引いて入って行く
藍
「嘘やろ?」
智明
「生肉の藍はやだから、調理してから食べるよ!」
藍、不安ながらも智明に手を引かれて歩く…
智明、ちょっとは怯えてるかな?可愛い