第2章 出逢い
自室に戻り、ソファに横たわる。
藍
「土曜日に親父に会って、今日は月曜日…展開早過ぎや、なんか?あるんやろうか?」
…独り言を言う。
しかし、あの顔はヤッパリどっかで見た気がするんやけどなぁ〜。
頭もスッキリしないし、モヤモヤイライラするから走りに行こう!
ソファから飛び起き、部屋着からジャージに着替え玄関に行き、ランニングシューズを履き玄関を出る
親父が居るから今日は見張りが多い、玄関の見張りの人にペコリと頭だけ下げて挨拶
玄関から走りだす。龍太の家を通り過ぎたら、後ろから龍太が走って来た
龍太
「藍もランニング?」走りながら話しかけてくる
藍
「ムシャクシャしとったし、明日はキックボクシングの日やから!」
龍太
「そうだね!鍛えないとね!」ニコニコしながら龍太が答える
藍
「龍太の爪の垢煎じて、省吾に飲ませぇ!少しは真面になるかもしれん!」
二人で走りながら丘の上に着く、丘の上は公園になっていて街が見下ろせる公園。夜景が見えるデートスポットにもなっている。
二人で、キックボクシングの技をかけたり、かけられたりしながら、お互いの技を見て駄目出しをする。
シュッ!シュッ!回し蹴り
シュッ!シュッ!カカト落とし
シュッ!シュッ!腹パンチ
間わいを見て、避けたり、
ギリギリで入れなかったりする
そのまま二人で鉄棒に行き、腕立て伏せ
鉄棒に足をかけて逆さになり腹筋
一通り終わり、二人で息を整える
龍太
「ハーッ疲れた、なんか飲もうよ!」
二人で公園の自動販売機に行き
龍太がお金を入れる
龍太
「お好きなのをどうぞ!」
藍は水を選び押す。「ガチャン!」
水を取り出し
藍
「龍太、サンキュー!」
龍太も水を選び、水を取り出す
水を飲んでいる藍に見惚れる…
藍と目が合い、慌てて水を飲み目を反らす
誤魔化すように話しかける
龍太
「明日はキックボクシングで、明後日が合気道じゃん!合気道の先生に省吾と健二の合宿に参加をお願いしようと思うんだけど、どう思う?」
藍
「うちも、それでいいと思う!飲み終わったし、帰りますか!」
ペットボトルをゴミ箱に捨て、二人で自宅に戻るために走り出した
龍太の自宅前
龍太
「じゃ!また明日な、おやすみ!」
藍
「水、ごちそうさん!ほな、明日な!」