第2章 出逢い
無事?に話が終わり、蔵の電気を消して自宅に戻る
自宅に戻ると玄関に革靴が二足
お客さん?親父が居ないのに?まあ、いいわ。うちには関係あらへん
藍
「ただいま帰りました!」
おかんが奥から出てきたと思ったら、親父が走って来てうちに抱きつく、その様子を見て
母
「あらあら、まあ❤︎」
親父
「お帰り!頬にムチュ❤︎」
藍
「キショーイ!離れてんか!(怒)」
親父から離れようと暴れる
「うちより、おかんにくっ付き!うちはお断りや!」
親父はそのまま肩に担ぎながら、応接室に入る
応接室に入ると、若い男が立って待っていた。
応接室に入ってから、ようやく親父が肩に担いでるうちを降ろした。
親父
「娘がやっと帰って来で、これが愛娘の藍や!敦が面倒をみてな!ほれ、挨拶し藍!」
藍
「ど う も、親父の娘の藍です。よ…ろ…しくお願いします!(怒)」
敦
「初めまして、篠原 敦といいます。今年、T大を卒業したばかりで、新人ですが宜しくお願い致します。」
藍
「挨拶が終わったんやから、着替えて来る」
あれ?誰かに似てる気がするんやけど、誰やったっけ?メガネのイケメンさん?知り合いに??まあ、そのうちに思い出すかな?
自宅に戻り、制服を脱いで部屋着に着替えて居間に行くと、既に揃っていて皆んなご飯を食べることになった!
母
「お父さん帰って来るから、思わず張り切って色々たくさん作ったからイッパイ食べてね❤︎」
親父と敦さんは晩酌をしながら話している。
うちはご飯をかきこみ、味噌汁で流し込み
藍
「ご馳走様でした!」
急いで自室に戻ろうとしたら
親父に呼び止められ
親父
「敦の部屋は藍の隣りにしてやるさかいに、ちゃんと守って貰え、勉強もちゃんと見てもらわなきゃあかん!変な虫が寄って来る前の防御策やっ!分かったな!」
藍
「部屋が隣りなんて、いややっ!見張りみたいやんか!」
親父
「藍、ワレェ!!誰にもの言ってん?(怒)!!親父の決めた事は絶対や!諦め!」
納得いかへんが、なんか対策を至急考えて追い出さなきゃ!勉強漬けにされてしまう!ヤバイなぁ…。
親父
「ワレェ!返事せんか(怒)!」
こう時は少し、素直にならんと収集つかへんからな。
藍
「ハアーイ!」
溜め息まじりに返事をした。