第6章 転校生は……
智明
「夜はお家デートね!」
藍
「お泊まりはせんよ!帰って来たら連絡してな!」
藍、掃除を始める…お風呂に入りシャワーを浴びる…身体を洗い、風呂も洗い出る…
部屋に行き、仕度をして学校に行く…教室に入ると
机の落書きが消えていた。咲夜に近づき
藍
「おおきにな!」
咲夜
「ゴメンね!」
藍
「ええよ!次にやったら許さんよ!咲夜可愛いとこあるやん!」
机に戻りカップ麺をすする…と先生が慌てて入って来る
先生
「七瀬、電話だ!緊急電話だ!」
藍、カップ麺を龍太に渡して行く…
先生と職員室に行き、電話に出る…
藍
「うちや!……学校やで!ふざけんなや!…嫌や!……嫌や!……死ね!…ハイ、……。」
藍
「先生、おおきにな!」
職員室から教室に戻り授業を受ける…
1時間目が終わり、休み時間
龍太
「大丈夫??」
藍
「親父が退院するから…家に戻って来いって!土曜日の夜に退院祝いするんやて…行きたく無いけど…詫び金を引っ張り出してやるんや!クソ親父が!対決してやる!!」
省吾
「聞いてるよ!親父から連絡あったからね!かなりの人が集まるよね!」
藍
「なんで言わへんの?」
健二
「朝、連絡があったばかりだから…」
藍
「裏切るんか?」
藍の迫力に何も言えなくなる…
龍太
「藍、違うよ!言う時間がなかったんだよ!オレ達は裏切らない!」
龍太、藍を抱き締めて、背中を摩る
教室から……きゃー!ピュー!とはやし立てられる
藍
「うち…独りは嫌や!龍太…」
健二
「藍は独りじゃない!オレ達は裏切らない!」
健二も藍を抱き締めて、背中をポンポンとあやす
省吾
「藍はお姫様、オレ達はナイトだから…ね!」
藍
「一生やで!おおきにな!」
藍、3人一緒に抱き締める…ギュギュに抱き締める
……独り面白くなさそうに見ている人がいる
チャイムが鳴り、2時間目が始まる…
藍、授業中に親父の退院祝いのプレゼントを考える……あげたくないけど…度肝を抜かすような…反省するような…後悔するような……
チャイムが鳴り、3時間目が始まる…
体育の時間、男子、女子とも校庭マラソン、男子は10周、女子は8周…男子からスタートして、次に女子がスタートする…