第6章 転校生は……
龍太、ポットと昨日買ったラーメンを出して、ポットに水を入れて電源をさしてお湯を沸かす
龍太
「藍はうどんね!」
それぞれ好きな物を選び食べる
藍
「食べられないかと思ったんやけど、匂い嗅ぐとアカンな!食べる気満々や!」
4人で授業が始まる前に食べ終わり、片付ける
チャイムが鳴り、先生が入って来て…
先生
「朝からラーメン食べたのか?匂いがするぞ!」
昨夜
「七瀬さん達が食べてました!」
先生
「朝は学食やってないからな!」
1時間目はそのまま先生の授業になり4時間目が終わり、健二は藍をおんぶして…学食に走る
藍、きつねうどん
龍太、きつねうどん、オムライスにパン
健二、オムライス、チャーハン、ラーメン
省吾、きつねうどん、オムライス、パン
…喋らずにひたすら食べる
食べていると…
蝶子
「今日もお揃いで…風間 龍太!私とお付き合いしなさい!彼氏になりなさい!」
龍太
「ヤダ!」
蝶子
「じゃあ、坂田 健二!私とお付き合いしなさい!」
健二
「デート1回、3万ならいいよ!ヤるのは10万な!」
蝶子、怒りでワナワナしている
蝶子
「相田 省吾!私とお付き合いしなさい!」
省吾
「ヤるだけならいいよ!でも、1回だけね!」
蝶子
「学校1番の美女に向かって!失敬な!」
……5人の取り巻きも頷く
蝶子、藍の頬っぺたを叩く
「パシッ!」
蝶子
「貴方がいるからよ!邪魔なの消えて!」
藍
「先に手あげるんはアカンな!うち、何もしとらん!飯くってるのに煩いで!」
藍、うどんを食べると3人も食べ始める
蝶子、無視されて怒りながら去って行く
藍
「叩かれ損やな!腹が痛い時に…貸1や!」
3人は食べなから笑う
午後の授業、藍はグッタリしている
授業が終了して、龍太におぶさり車に乗って部屋まで送って貰う。藍、着替えて輝の布団で寝る
輝、夜になり帰宅して、寝室を覗くと藍が寝ている。あどけない表情で寝ている藍の頭を撫でる。着替えて風呂に入り、リビングでバーボンを飲んで寝る
輝
「朝の挨拶しか話してないな…喋らないとこんなにも静かななんだな…」
藍の頭を撫でなから独り言を言う
輝、藍を抱き締めて寝る