第5章 僕らは奴隷探偵団
藍、龍太の腕を撫でる
藍
「うちはオカンにも捨てられたからな!旅行といいながらほっとかれてるんや、捨てられたも同じや…うち、強くなる。一人で生きてくためにな…」
藍、支度を続ける……鞄に詰め込み居間に行く
白竜さん
「親父に会って行くか?」
藍、頭だけ横に振る
白竜さん
「じゃあ!行くぞ!」
藍は白竜さんと車に乗り込み、大阪に行く
大阪に着き、タワーマンションに連れて行かれる。白竜さん後を追い、エントランスを入りオートロックを解除してエレベーターに乗り込み25階を押す。エレベーターを降りて白竜さんの後ろをついて行く
玄関の鍵を開けて入るように言われて、靴を脱ぎ揃えて入る。洋室を開けて
白竜さん
「お前の部屋だから好きに使え!俺の部屋は隣だ。お前がこの部屋の掃除、洗濯全てやるんだぞ。チリ一つ許さないからな!」
藍
「わかりました。」
白竜さん
「鍵はこれだ!学校の手続きをするから終わるまでは俺に着け、護衛としてな!荷物を置いて、会社にいくぞ!」
藍、荷物を置いて、白竜さんと車で会社に向かう
前にも来たことがあるオフィスビルに車が止まり、車から降りる白竜さんのドアを藍が開ける
エレベーターに乗り込みボタンを押すのも藍がやる
エレベーターが開き、白竜さんの後ろをついて行くと受けのお姉さんにニッコリと微笑んでいた
会社から奥に進んで事務所に入って行くと白竜さんの部屋があった。部屋はガラス張りで、前には建物が無いので狙撃はされない。床は黒、壁も黒、黒い部屋にテーブル、机などはガラス…部屋を見渡していると
白竜さん
「会社に来たらコーヒーを淹れろ!」
藍
「わかりました。」
部屋を出るが…給湯室が分からない?…一先ず探すと、女性が居たので聞く
藍
「コーヒーを淹れて持って来るように言われたんやけど…」
女性
「この時間帯は社長ね!こっちよ!」
女性の後をついて行くと給湯室に着いた
女性
「コーヒー豆はこれね!スプーンがあるから、一杯すくってね。紙ペーパーはここにあるから…丁寧に教えてくれた。」
藍
「おおきにな!」
お礼を言って、コーヒーを持って行く……
コンコン!
藍
「失礼します。」
白竜さんのテーブルにコーヒーを置き、退出する。トレーを戻しに行く