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腐蝕女子【R18】

第5章 僕らは奴隷探偵団


白竜会の人
「大丈夫かな?擦りむいて血が出てる…」


ハンカチで藍の膝をあてる…



「大丈夫や!オッさん、うちは子供やないで!舐めときゃ治るから心配は要らんよ!」


白竜会の人
「女の子なのに傷は駄目だ!消毒して上げるからおいで!変な事はしないから安心してね!」


藍、知らない白竜会の人に抱きかかえられて、事務所に入って行く。省吾も後についてくる


エレベーターに乗り、20階を押して降りると受付に綺麗なお姉さんがニッコリしている。そのまま入って行くと会社で社員が働いている……もっと奥に行くとガラッと一変して、ヤクザの事務所になっていた


応接室の椅子に降ろさる


白竜会の人
「ちょっと、待ってね!子猫ちゃん」


応接室から出て行った


省吾
「子猫ちゃん?ぶふっ!あははっ!」


藍、省吾をド突く!


……コンコン!応接室が開く


白竜会の人
「お待たせ!膝を消毒するよ!」


救急箱から脱脂を取り出し消毒してくれる



「すまんな!おおきにな!」


白竜会の人
「勝手にやっただけ!お礼とか考えなくていいよ!」



「??普通?お礼とかするん?アカン、全くもって考えてなかった!よし、オッさん飯奢ったる!」


藍、傷の手当をして貰い、勝手にオッさんの腕を引いてビルの玄関まで来てタクシーに乗り込み、蟹道楽に行く


店員
「いらっしゃいませ!今日は可愛い子を連れてるんですね、こちらにどうぞ!」


席を案内されてメニューを渡されるが、メニューを見ずに



「カニをいいとこを三匹、死んでんのはアカン!と鍋を3人前用意してな!オッさんにビール、あっ!うちらにも早ようしてな!」


おしぼり、ビールをもって来てテーブルに置き退出する



「助けてくれたオッさんに乾杯や!」


3人でグラスを合わせる


白竜会の人
「ぶっはは!オレの予定を無視したのは初めてだ!あははっ、オレが怖くないのか?」


藍、ビールをゴクゴク飲んでる



「別に?何が怖いんや?助けて貰うたのは事実やん!」


省吾
「会社に行ったばかりでしたね!予定も聞かずにすいません。」


白竜会の人
「お礼をすぐ返されるのも初めてだ!あははっ!」



「遠回しにお礼せいって聞こえたんや!うちら今日帰るから貸しは嫌やから…すまんな!」




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