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銀色の恋

第3章 襲撃


急いで部室に入り、替えのTシャツを手に取る。
次は筋トレかもしれないから黒いシャツにしようと決め、さっさと着替えた。
そして初めて部屋の異変に気付いた。

今日は湊先輩が遊びに来て、浮かれていたからいたから周りに目がいってなかったのかもしれない。迂闊だったのだ。もっと早く今日が変だということに気付くべきだった。
さっきのクナイといい、人影といい、そしてこの足跡。

今自分が立っている床を見ると足跡が複数残っていた。見るからに女子のランニングシューズのものではない。しかもここ数日雨は降っていないのに、足跡は少し泥っぽかった。

おかしい。
反射的にみんなの財布を確認するが、特に変わった様子はなかった。
窃盗じゃない…じゃあ…なんのために…?
フル回転する脳みそにさらに追い討ちをかけるような悲鳴が聞こえてきた。

…!
さっき拾ったクナイを拾い上げ、校庭に向かった。



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