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銀色の恋

第4章 覚醒した能力


「こいつ…覚醒してる…!」
「情報と違うぞ!!!!」
「あの血継限界か!?」

他の男たちが騒いでる間に一つの氷像が出来上がっていた。
なんか疲れてきた…。
朦朧とする意識の中で太陽の光を受けて輝く何かが見えた。
(これ…なんだろう…?光ってる……ケッケイゲンカイ…?

さっきまで普通に授業受けて部活してたのになぁ…
急にどうしたんだろう…)

「楠木!大丈夫?楠木!!」

(あ、湊先輩の声がする…起きなきゃ…)
うっすらと目を開けると湊先輩と銀髪の男が見え
た。
「大丈夫…です…」

「動けなさそうだね。こりゃ…一回逃げた方がいいな。きみ、彼女を運べる?」
銀髪の男に対して頷くと、湊先輩はあたしをお姫様だっこした。

「えっ…せ、先輩、重いですからおろしてください!」
「いいからじっとしてて。俺、一応男だし楠木くらいなら全然平気」
ね?とにっこりされると何も言い返せない。

「一度里に帰る!さっきの場所へ!」
銀髪の男が叫ぶと、周りの仲間たちも走ってきた。




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