第13章 新たな敵
Sideツナ
・・・妃莉ちゃん寝たかな・・・?
起こさないように俺もそろそろ自分の部屋に戻ろうかな。
そう思い、そっと妃莉ちゃんの手を離そうとすると、
妃莉ちゃんの手に力が入ったような気がした。
・・・妃莉ちゃん・・・?
『・・・・ツナくん・・・・』
え・・・?妃莉ちゃん泣いてる・・・?
『ごめんなさい。・・・私に・・・もっと・・・
力があれば・・・ごめんなさい・・・。』
ツナ「妃莉ちゃん・・・夢の中でも俺に
謝って自分を責めてるの・・・?
そんなこと思わなくてもいいのに・・・。
最近能力が目覚めてものすごく修行を
頑張ってる妃莉ちゃんにそんなこと
思わせてたなんて自分が情けないよ。
俺のほうこそごめんね・・・。」