第12章 本当のfirst kiss
扉が開き・・・
ツナ「妃莉ちゃん、お粥作ってきたよ。
あれ・・・?
妃莉ちゃん、顔赤くない?
もしかしてまだ具合悪い?
大丈夫?」
『う、うん・・・!
大丈夫だよ・・・っ。』
まさかさっきのことを思い出していたなんて
言えないよ。
獄寺「本当か? 病み上がりなんだから
無理するなよ。」
『うん、ありがとう。』
ツナ「それじゃあ、食べようか。
はい、どうぞ。」
ツナ君が土鍋が乗ったトレーを渡してくれる。
・・・だけど、私まだ手が動かせないんだよ。
『あ、あの・・・私、まだ手が動かせなくて・・・
よかったら・・・その・・食べさせてくれると
ありがたいんだけど・・・』
ツナ「あ、そっか、そうだよね。
気が利かなくてごめんね。」
私の顔も赤いと思うけど、
ツナ君の顔もすごく赤い。
ツナ「じ、じゃあ、はい。
あ、あーん・・・///」
『あ、あーん・・・///
もぐもぐ・・・おいしい・・・』
ツナ「ホント?よかった。」
『ごめんね・・・迷惑ばかりかけて・・・』
ツナ「さっきリボーンも言ってたでしょ?
そんなの気にしなくていいって。
それより今はしっかり食べて
体力を戻すことに専念して。
はい、あーん。」
『うん、あーん。
・・・もぐもぐ・・・』