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【REBORN!】最初で最後の恋人

第12章 本当のfirst kiss








リボーン「獄寺、山本、コイツら
     やっぱり付き合ってるみてぇだぞ。」

獄寺「マジか・・」

山本「・・・・・」

二人は悲しそうに俯いている。

獄寺「俺だって妃莉のこと好きだったのに・・・」

ツナ「獄寺くん・・・?」

『え・・・?』

とても小さいの声で今までと
様子が違う隼人君に私とツナ君は
聞き返してしまった。

獄寺「十代目には悪いんですけど、
   俺もコイツの・・・妃莉のこと
   好きなんです!」

ツナ「え・・・」

山本「ツナ・・・実は俺もなのな・・・」

隼人君と武君が私をすき・・・?

獄寺「だけど、十代目なら仕方ないですね・・・
   諦めます・・・。
   本当はショックですけど・・・」

山本「そうだな、ツナが相手だと
   安心できるもんな」

ツナ「獄寺君、山本・・・」

ちょっと重苦しい空気になった部屋に
武君が続けて話し出す。

山本「でも、本当に有栖の目が
   覚めてよかったのな。」

獄寺「そうだな。」

そう言ってここにいる全員が
安心したような顔をして私を見る。

『みんなまた心配かけてごめんね。
 ありがとう・・・。』

リボーン「そんなの気にしなくていいんだよ。
     妃莉、オメェは俺たちの
     ファミリーなんだから。」

『リボーンくん・・・。』

ツナ「そうだよ。」

リボーン君の言葉にみんなが頷く。

『みんな本当にありがとう。』

私はみんなの優しさに
涙ぐんでしまった。

そんな空気を変えようとしたのか、
ツナ君が口を開く。

ツナ「そうだ妃莉ちゃん、
   何か食べられる?」

獄寺「そうだな。お前一週間も
   何も食べてないからな。
   水だけは俺達で少しずつ
   飲ませてたけど・・・。」

そういえば手足が前より
細くなってる気がする。
体が動かないのはきっと
そのせいもあるのだろう・・・。

『・・・・食欲はないんだけど、
 食べるよ・・・。』

ツナ「うん、分かった。
   何か食べやすいもの作ってくるね。」

そう言うとみんな部屋から
出て行く。






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