第8章 私の能力の価値
スクアーロ「・・・・・・チッ!
わかったよ、ウゼェ・・
今日は帰ってやるが、
ボスがこれくらいで諦めると
思うなよ。」
スクアーロさんは去っていこうとする。
『あ、待って!スクアーロさん。』
私は3人の前に立つ。
ツナ「え?ちょっ妃莉ちゃん!?」
獄寺「あぶねぇぞ!」
スクアーロ「なんだ?」
『私を仲間に入れたいって言ってくれて
ありがとうございます。』
スクアーロ「は?お前何言ってんだ?
俺は嫌がるお前を
連れて行こうとしたんだぜ?
それなのにお礼とはバカなんじゃねぇの!?」
『私の能力が欲しかったってことでしょ?
そう思ってもらえるのは私にとって
嬉しいことだったから・・・
だから、スクアーロさん、ありがとうございます。』
スクアーロ「フンッ!テメェを欲しがってるのは
俺じゃねぇ。ボスだ!
それと、俺のこと”スクアーロさん”って
呼ぶな!気色ワリィ。」
『あ・・ごめんなさい・・・
じゃあなんて呼べば・・・?』
スクアーロ「スクアーロでいい。
そのかわり俺もお前のこと
妃莉って呼ぶ事にする。」
『はい、わかりました。スクアーロ』
スクアーロ「また、近いうちに来ることに
なると思うけど、今日のところは
帰ってやる。じゃあな!」
『はい、またー』
獄寺「何回来てもコイツは渡さねぇからなー!」
去っていくスクアーロの背中に
隼人君が叫ぶ。