第7章 私の成長速度
『お待たせ』
フラン「おかえりなさいー。
それでどうでしたー?」
『うん、それがね・・・
一回祈っただけで全員の傷を
全部治すことができたの!
それにね、力も湧いてきたんだって!」
フラン「もうそんなに・・・?
ミーが思ってたよりも成長が早いですー。
ホントにすごいですねー。」
『ほんと?最初は全然だったから
どうなるかと思ったけど、よかったー。』
フラン「でも、こんなに早いと後が
ちょっと怖いですけどー」
『ん?なにか言った?』
私はテンションが上がっていたみたいで
フラン君が言った言葉が耳に入っていなかった。
フラン「いえ、なにもー」
『そう?それならいいんだけど。』
フラン「でも、もうここまで成長してるなら
そろそろミーの修行も終わりですねー。」
『えーそんなー。
私、まだ力つけたいよー。
だからそんなこと言わないで、
修業に付き合って欲しいな・・・
ね?お願い。』
フラン「・・・・わかりましたー///
けど、ミーは
どうなってもしりませんよー。」
『わーい!ありがとう。フラン君!
・・・あれ?フラン君、顔が赤いよ?
もしかして最近ずっと私の修行に
付き合ってもらってたから
具合悪くなっちゃった?
待ってて私が治してあげる。』
そういって祈ろうとすると・・・
フラン「妃莉待ってくださいー。」
『え?』
フラン「その・・・今、ミーが
顔が赤いのは妃莉の能力では
治せないですー。」
『え?どうして?私、能力の
レベルあがってるんだよね?』
フラン「そうですけどー、無理なんですー。
それに治してもらわなくても
ミーは妃莉より強いですから
大丈夫ですー。」
『それならいいけど・・・』
フラン「それじゃあ、今日はここまでですー。」
『うん!ありがとう。それじゃあまたねー。』