第5章 私の能力(ちから)・・・?
乱暴に扉を開ける音とともに
男の子が次から次へと入ってきた。
ツナ「京子ちゃん!妃莉ちゃんが大変って
どういうこ・・・・と・・・」
獄寺「おい!妃莉が大変って・・・」
山本「有栖が・・・!」
3人が部屋に入ってきたのと同時に
私を見て言葉を失う・・・。
やっぱり似合わないよね・・・
私はいてもたってもいられなくなって、
京子ちゃんとハルちゃんの後ろに隠れる。
ハル「あ~なんで隠れちゃうんですか~
もったいないですよ~」
その声に言葉を失っていた3人は
我に帰ったのか話し始める。
獄寺「どういうことだ?妃莉、別に
元気じゃねぇか!」
ツナ「そ、そうだよ!どういうこと?」
ちょっと怒ってるような気もしなくもないが、
3人は顔を真っ赤にしているようだった・・。
京子「大変だよ~妃莉ちゃんが
可愛くなりすぎて大変ってこと♪」
そういって京子ちゃんがイタズラっ子みたいに
舌をペロッとだした。
それ可愛いけど・・・。
ハル「それで?どうですか?
妃莉さん可愛いですよね?」
少し時間が空いて・・・
顔を真っ赤にしたまま・・
ツナ「かわいいよ・・・すごく・・・///」
獄寺「あぁ・・・イケてる・・///」
山本「似合ってる・・のな・・///」
私は恥ずかしいけど、お礼を言いたくて
二人の間から顔をだし・・
お礼を言った。
『ありがとう・・//』
その時気がついた。
みんな顔が赤いということ以外に
様子がおかしいということに。
私はその時恥ずかしさなど忘れて
駆け足で3人のもとに近づく。
それをみんな不思議そうに見ていた。
やっぱり・・・。
『みんな、ちょっと来て!』
私はツナ君、隼人君、武君、3人に言った。
3人は不思議そうに顔を見合わせていたが
「わかった」と言ってついてきてくれる。