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アンバランスな恋模様Ⅱ

第13章 39日目







パタンと楽屋の扉が閉まると同時に
ソファの背もたれに体重を預け天井を見る。




まだ残る、美嘉の甘い香りに
はあ、という深いため息を吐いた。



「…また一難?」
と翔ちゃんが上目遣いで俺を見る。



「んあぁ、めんどくさい」

「珍しくニノが転がされてる感じ」

「なんで!?美嘉ちゃんあんな子だったっけ!?
 俺ちょービビったんですけど!」


と言う相葉くん。


そんな2人に
「モテる男は辛いぜ」と笑って見せた。



美嘉があんな風になったのは
俺のせいだから

しみったれた顔なんて出来ない。





ポケットから携帯を取り出して
メールを送信する。









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TO:
______________
件名:Re
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今日も遅くなるから先寝てて。
飯、いらないよ


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄






程なくして「わかった、お仕事頑張って!」
との返信が入る。





「…仕事じゃ、ないんだけど」




悪いことはしてないし
美嘉とどうこうなるなんて
絶対ないし、…ないんだけど

なんだろう


に嘘をついた気がした。








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