第12章 38日目
食事も終わり、食器を洗っていると、携帯に叔母からの着信が入る。
「もしもし、」
『、ごめんね~!隆太大丈夫?』
「うん!隆太凄くいい子だよ!」
『ほんと~?よかったあ。』
隆太と二宮くんの笑い声が聞こえると、叔母さんの方にも聞こえたみたいで。
『あら、隆太楽しんでるみたいね。』
「う、うん。だね、」
叔母さんには同棲の話をしておらず、突っ込まれるんじゃないかと少しだけ変な汗が出る。
『彼にもありがとう、って伝えておいて?』と叔母さんはそれだけ言うと、その彼については何も聞いてこなかった。