• テキストサイズ

ハイキュー!! -愛の形-

第18章 赤い月夜  [次の日]


~音駒side~

「研磨さーーーーん!!トスあげてください!!」

と、朝から元気なリエーフとは違い研磨はフラフラだった。

「おい、研磨大丈夫か?顔真っ青だぞ?」

と、夜久さんが心配そうに研磨の顔色を見る

「ん・・・だいじょう・・ぶ・・・だと・・思う・・。」

「ホントかよ・・・ってお前・・首の傷どうしたんだよ」

と、研磨の首を触る

「痛っ!!」

「あっ、悪い・・・」

と、とても痛そうにする研磨

「おいおい、今日は無理すんなよ?」

と、山本も心配した。

「そーですよ!ちゃんとしてないと倒れちゃいますよ!?」

と、犬岡も言う。

「今日は帰れ。監督には言っとくから。」

と、海も言う

「・・うん・・・そうする・・・・」

と言い、研磨は荷物を持ち帰ろうとした。


「あっ!!リエーフ!!お前ついて行ってやれ。」

「了解っす!!」

「えっ・・いいよ・・・一人で帰れる」

「いや、そこのアホが一緒に帰ろうとしてるからな」

と、夜久さんはこっそりついて行こうとしていた黒尾を指差して言った。

「えっ・・・お・・俺が・・行ってやろうと・・・」

「お前とは話がある・・・。じゃあ研磨ゆっくり休めよ」

と、夜久さんは研磨を返した。



その後、黒尾は夜久さんに正座をさせられて事情をすべて吐かされた。

「はぁ・・・にわかに信じられんが、お前があいつをあんなにしてどうすんだよ・・・」

と、怒られた。

「すまん・・・おれでもどうしようもなくて・・・」

「分かってるならいいがもうこんなことさせんなよ。あいつは俺たちの脳で、心臓で・・・お前の恋人だろ?もっと大事にしろ。」

と言い、部室を後にした。


黒尾は、少し嬉しかった。





「や・・夜久さん!!超かっこいいっす!!」

と、こっそり聞いていた部員達は感動のあまり泣く始末

「うっ・・・・うるせぇ!!お前ら練習しろ!!!!」




/ 229ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp