第18章 赤い月夜 [次の日]
~伊達工side~
「うぅ~・・・あったま痛ぇ・・・。」
と、頭を押さえる二口。
それを見た青根はすごく心配そうだった。
「・・・・・・・?」
「あぁ・・大丈夫だ・・っつかお前の方が大丈夫か?」
「・・・・・・・・・・。」
「はぁ・・・ホントにお前はタフだな・・・あの後何回もやったのに・・・・」
というと、青根は真っ赤になった。
「あぁ~・・悪い悪い・・・。」
と、言うと二口は青根を撫でた。
「昨日は、ありがとな。」
と、言い歩き出す。
「・・・・・・・・・・・。」
二口は青根に何かを言われ立ち止まった。
立ち止まる二口に近づく青根
そして、青根は二口にキスをした。
「・・・・・・・・・・・・。」
その一言で、二口は真っ赤になった。
「・・・分かってるよ!!行くぞ!!」
と、二人は体育館へ向かった。
『お前の心も体も、誰のものでもない・・・俺のものだ』