第17章 赤い月夜 [木兎×赤葦]
目を覚ますと、木兎さんがいた。
「ぁ・・・木兎・・・さん・・・?」
「んぁ?おぉ、起きたか。体大丈夫か?」
「はい・・・なんとか」
いつもの木兎さんだ・・・・。
「赤葦、悪かったな・・・ひどいことしちまって・・・」
「・・・・。」
珍しく素直な木兎さん
「木兎さん、ホントにちゃんともとに戻ってますか?」
「はぁ!?当たり前だろ!!俺は正真正銘の・・」
「いつもの木兎さんなら・・・・」
と、俺は木兎さんのそばに寄った。
「いつもの木兎さんなら、黙って優しく抱きしめますよ?」
と、顔を近づけニコッと笑った。
木兎さんは、顔を真っ赤にして、
「あかーーーーしーーーーーーーーーーーー!!!!!!」
と、また押し倒された。
やっぱ、うるさい梟が一番です。
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