第14章 赤い月夜 [松川×花巻]
~松川side~
部活が終わった帰り、いつも通り花と二人で帰っていた。
「なあ~、松川~腹減った。」
「コンビニ寄って帰るか」
なんて会話をしていた。
コンビニによってしばらくしていたら、
「なぁ、今日って変な月の日だよな?」
「んあ?あぁ、確かな・・・」
と、二人で月を見た。
その月は、夕日の如く真っ赤で・・・
「うっ・・」
「くっ・・・!!」
なぜか頭が割れるように痛くなった。
その痛みは、花にも起こっているようだった。
「・・花!!」
と、俺は花の手を引いて走り出した。