第13章 赤い月夜 [岩泉×及川]
「はぁ・・・及川・・・」
と、俺の意志じゃなく動く腕は及川を撫でようとした。
パシ・・・・
なんと及川が俺の手を叩いた。
「もう気安く触んな」
と、さっきとは打って変わってとても怖い顔をした。
「・・・んだよ・・・わかっててやったのかよ・・」
「とっとと岩ちゃんから離れてよ」
「はぁ・・・ヘイヘイ」
(くっ・・!!!なんだ!?急に光が・・・・)
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「岩ちゃん!!」
目を覚ますと、そこには及川がいた。
「んあ・・おいか・・・」
「よかった・・・いわぢゃーーーーーーーん!!!」
と、俺に抱き着いた・・・が・・・・
「こんの・・・クソ及川ーーーーーーーーーーー!!」
「ギャン!!!!!!!!」
と頭突きした。
「ひどいよ!!岩ちゃん愛する恋人を体張って救ったのに!!」
「助けてくれなんて言ってねぇし!!それにたとえ体は同じでも、俺以外の奴に抱かれて泣いてんじゃねぇよ!!」
「えっ・・・?」
「なくなら俺の前で、尚且つ俺に抱かれてるときだけにしやがれ!!ボケェ!!!!」
「・・・うん♥」