第8章 烏野一家の日常2 [日向総受け]
「翔陽、危ないから知らない人について行っちゃダメだよ…。」
「何だよ!!忠!!子ども扱いするな!!」
と、翔陽は教室ではなく、上の階へ行こうとした。
「し…翔陽!!どこ行くの?」
「龍兄ちゃんのとこ!!」
龍兄さんのとこなら大丈夫かな…。
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(何だよ…忠も)
と、イライラしながら二学年のフロアに着いた。
すると、
ドン!!
「うわぁ!!」
誰かにぶつかった。
でもその人は、翔陽を軽く受け止めた。
「おっと…大丈夫?」
「は…はい!!スミマセン!!」
と、顔をあげた。
「あれ?君は…。」
げっ!!
その人もまた、翔陽のことが好きな2年の二口さんだった。
「あっ…あの…」
翔陽は二口さんから離れようとしたが、翔陽を抱える二口は翔陽を自分に引き寄せた。
「やっと俺のになりに来てくれたの?」
とおでこにチューしようとした。
(ひぃいいいいいー!!)
翔陽はビビッて目をつむった。
その時、
「いてててててて!!!!!!!!!」
突然二口さんは暴れだしたのだ。
翔陽は、ゆっくり目を開けた。
翔陽を救ったヒーローは・・・。