第8章 烏野一家の日常2 [日向総受け]
翔陽は、とぼとぼ廊下を歩いた。
(俺、なんで男ばっかにモテるんだろ・・・・。)
翔陽は、そんなことを思いながらトイレに入った。
トイレには、
「おっ?」「あっ」
飛雄と同じクラスの、金田一と国見だ。
「で…出たな!!らっきょうヘッド!!」
と、翔陽は身構えた。
「だ!!誰がらっきょうヘッドだ!」
と金田一は怒った。
国見は小さく笑った。
以前翔陽はこの二人にも口説かれていた。
「っつか、らっきょうヘッドって誰から聞いた!!」
「へっ?飛雄…。」
「クッソ…あのやろう…。」
と、凄く怒っていた。
しかし、そのあとすぐ翔陽を見た。
「お前、ホントにアイツの弟か?」
と言われた。
「あ…当たり前だろ!!飛雄と俺と蛍と忠は正真正銘の四つ子だ!!」
と、言った。
金田一は、仔犬にキャン!!と鳴かれたような感じになった。
そして、翔陽に近づいてきた。
「な…何だよ!!やんのか!?コルァ!!」
と、威嚇するが金田一は気にせず近づき翔陽に壁ドン
「お前、マジで可愛いよな…。飛雄の弟じゃなかったら俺のにしてたのに」
と言い、顔を近づけた。
すると、誰かがトイレの個室から出てきた。
「忠!!」
出てきたのは、忠だった。
「翔陽。あっ、あんた達!!翔陽になにしてんの!!!」
と、忠は金田一達に近寄った。
「あ?何だよてめえ!!」
「お…俺は翔陽の兄貴だ!!」
といって翔陽の手を引きトイレの外へ連れ出した。
「あぁ~あ、行っちゃった。」
ピロン…
「国見…お前何してたんだ?」
「ん?動画。さっきの可愛い姿をおさめてた」
「国見、後でそれくれ」