第6章 熱い男の熱い愛 [西谷×田中]
開始5分・・・。
「俺・・・、もう無理っす・・・・。」
一番にバテたのは日向だった。
「んだよ・・・よわっち・・・いな・・・。」
余裕な顔を必死に作っているのは影山だ。
でも、ホントは顔色も悪く今にも倒れそうだった。
「おい影山、無理すんな。」
と、まだケロッとしている田中が、強制的に影山も外に出した。
「ったくあいつら、おいノヤッさんはだいじょうb・・・!?」
田中は、隣に座る西谷を見た。
すると、西谷は顔が真っ赤で目がトロンとしていた。
「お・・・おい!! ノヤ!!無理すんな!!」
と、田中は西谷に触れようとした。
その時、西谷は素早く触れようとした田中の手を掴んだ。
「えっ!!? ノヤ?」
田中はびっくりしたが、西谷は田中の手をぎゅっと握ったまま田中をじっと見つめた。
そして西谷は、そのまま田中にキスをした。
「!!????」
田中はただただ混乱した。
「の・・・ノヤ!!」
と西谷を無理やり離したが、
「龍・・・。」
と、西谷は熱っぽい目をしたままだ。
「・・・っっっ!!」
田中は思わずドキッとした。
その不意を突かれ、また唇を奪われた。
しかも今度は、タオルも何もしていない田中の体を触り始めた。
「・・っ!!」
「龍・・・。」
トロンと今にもとろけてしまいそうな西谷に田中は何もできなかった。
ペロッ・・
西谷は、汗まみれの田中の体を舐め始めた。
「なっ!!!ノヤ!!」
田中が声をあげても西谷は気にせず続けた。
「ん・・・ふっ・・・・。」
田中は、必死に声を抑えた。
2人は、時が経つのも忘れ、サウナの中で体をくっつけ合っていた。