第4章 烏野一家の日常 1 [澤村×菅原]
「ほらほら~早く飯食って学校行きな」
2階から下りてきたスガは子供達に声をかけた。
「母さん、洗濯もん干し終わったよ」
力がベランダから上がってきた。
「力~悪いね~いつも~」
とスガは力の頭を撫でた。
「なんだよ力。起きてるなら起こしてくれよ。」
「そーだぞ、力。お陰で俺たち偉い目にあったんだぞ!!」
と、龍と夕は言う。
「龍と夕はそろそろ自分で起きるってことを覚えるべきじゃないの?ww」
「だよね♪蛍♪」
「忠うるさい」
と、蛍と忠は兄二人を小馬鹿にした。
「んだと!?蛍!!」
「っていうか蛍!! なんで力は兄さんって付けるのに俺らにはつけないんだよ!! 年上を敬え!!」
「敬うほど大層なことしてもらった覚えないし」
「おい!!コラ!!翔陽!!お前人の卵焼き食ってんじゃねぇよ!!ボゲェ!!!!」
「痛い痛い痛い!! お前だって昨日俺のハム食ったじゃんかー!!!!」
毎朝毎朝、それぞれが喧嘩を始める…。
「おはよ」
大地が着替えて2階から下りてきた。
「お父さんおはようございます」
「おはよーございます。」
力と蛍は普通に挨拶したが、残りの5人は複雑そうだった…。