第4章 烏野一家の日常 1 [澤村×菅原]
スガは部屋に入った。
昨日の残骸がまだ散らばっていた。
(後始末が大変だ…)
「大地!! ほら起きて」
と大地の肌をピシピシ叩いた。
すると、大地がスガの腕を掴み布団の中へ誘った。
「うわぁ!! ちょっと大地!!」
「スガ…いいだろ?」
「ダメ…早く子供ら起こしてよ…。」
「すぐすむから…」
といい、大地はスガの首筋を舐めた。
「あん…大地……」
「スガ…」
…………………………………。
気がついたら、開けっぱなしにしていた大地達の部屋を、龍と夕と飛雄と翔陽が覗いていた。
龍と夕と飛雄は顔を真っ赤にして、翔陽は手で顔を隠していたが、指の隙間から覗いていた。
「あっ、おはよう~」
スガは何事もなかったかのように言う。
「「「「お…おはようございます」」」」
四人は口を揃えて言う。
大地は、ゆっくりとスガから離れて全裸で四人の前に立った。
「お前ら、いい夢見たか?」
その笑顔には殺意があった。
四人は、真っ青になりながら
「「「「はい!!」」」」
といい、下に下りていった。
「ふぅ~… じゃあスガ」
と、振り返った瞬間、大地は顔面に服を投げ付けられた。
「早く着替えて飯食って会社行け!!」
と、怒鳴られた。
そしてそのまま1階へ行ってしまった。
大地は少しシュンとしていた。