第40章 VS松野家
「整列!!」
烏野高校と赤塚高校の部員がそれぞれ並ぶ
・・・が
『ねぇねぇ~僕のテーピング取れちゃった~。チョロ松兄さんつけて~』
『はぁ?さっきつけとけよ、もう始まるんだぞ?』
『おいカラ松!!見たか?向こうのマネ!!とと子ちゃんに劣らずスゲエ美人!!』
『あぁ…見目麗しき女神のような…』
『ぃよいしょー!!!』
『あっ!!十四松!!ネットに飛びつくな!!!』
赤塚高校の部員は全く緊張感がない
「・・・アレ、みんな1年だよね?」
「あぁ…うちの1年はまだ落ち着きがあってよかった…」
烏野の主将の澤村と菅原が心配そうに言う
ピ--------!!!
と、笛が鳴った瞬間さっきまでうるさかった6人が急に真剣な顔になった
「お願いします!!」『お願いします!!!!』
2校の試合が始まった
この試合は、他の生徒も観戦していた
「なぁ赤葦!!六つ子ならイシソツーとかできんのか?」
「さぁ、でも練習見た感じ飛び抜けで凄い選手もいないみたい…」
「・・・。」
「研磨?」
「あのチーム、作戦会議もしてないよ。」
「えっ?あぁ、なんか勢いのまま行こうとか行ってたな」
「・・・あとあの2番、クロみたい」
「なんで?」
「オーラが痛い…」
「あっ、それ俺も思った」
「えっ・・・?」