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ハイキュー!! -愛の形-

第39章 獣の願い  [黒尾×灰羽]


「ただいまでーす!!!」


城に戻ったリエーフはそう言って城に入る


「やぁ、クロ君リエーフ君おかえり」


出迎えてくれたのはオイカワ
リエーフはまた威嚇体制をとった


相も変わらずオイカワが嫌いみたいだ


「・・・キヨコちゃん。リエーフ君を奥に連れてって」

「・・・うん」

いつの間にかオイカワの後ろにいたキヨコ
彼女は、黙って奥に歩いて行った

「リエーフ、キヨコと行け」

「えっ?」

「いいから行け」


俺は、静かに脅迫した
リエーフも、それにかすかに怯えたように見えたがおとなしくキヨコと共に奥に戻って行った



「んで…クロ君…」



ガッ!!



オイカワは、俺を拘束の魔法で羽交い絞めにした
あぁ・・・こりゃかなりキレてるな・・・


「見てたんだけどさ…リエーフ君、勇者のチビちゃん達に会ったよね?この計画バレたらどうするの?」

「・・・ばれてねえよ。ばれる前にリエーフを遠ざけた。ばれてねえよ…ッ!?」

オイカワの怒りが収まっていない
拘束の魔法が強く俺を締める

「・・・もういいよ。チビちゃん達の旅路を軽くして早く来させる。そして・・・リエーフ君を使う」


それはまさに世界を破壊しようとしている魔王の目



「・・・分かった。リエーフは俺が見張って…」
「必要ないよ。今リエーフ君は、キヨコちゃんに連れられて地下の封印の間にいれた。」

「なっ…!?お前ッ…!!」

「クロ君、やっぱりリエーフ君に特別な感情でもあるの?」


ギリギリと閉められる魔法
掻き消そうと思えばできるが、それをしたら・・・


「・・・いやねえよ。お前の考えに従うさ・・・」



そう言って初めて、オイカワは魔法を解除した

「・・・地下には行くな」

「うぃ~」




リエーフ・・・









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