第38章 妖怪の罠 [天童×月島]
「・・はっ?」
言ってる意味が分からない
モノって何?ってかこの人ってそういう人?
「・・ふっ、なんですか。全国レベルのエリート様って変わってるんですね。僕男ですよ?モノにするならふつう女ですよね?」
「いや俺、別に男とか女とかカンケーねえんだわ。ただ、バレー以外でめちゃくちゃにしたい相手が見つかるとすっげえものにしたくなるんだよな~」
と、舌なめずりをしながら楽しそうに話す天童さんは僕が拘束されているベットの上にバラバラと何かを投げ捨てた。
それは、いわゆる大人の玩具
見たことのある(・・というか東京合宿のせいで知ってしまった)スタンダードなモノから見たことないいかにもマニアックそうなものまで・・・
「じゃあ月島君、どれ使いたい?」
「・・・僕こういう趣味ないんで。…というか、僕早く家に帰りたいんですけど?こんなことしてたら、困るのはあなたですよね?」
「・・・別に困んないよ?じゃあ月島君が選ばないなら…俺これ使ってみたいから、これでいいね」
と、僕の話を聞かずに何かを手にした
それは薬みたいなもので、それを持ったまま僕に近づいてくる
「くっ…来るな!!」
「アレ~?月島君恐いの~?」
「違います!!近づかないでください!!」
「・・・ハハ、いいね~その嫌がる顔」
と、笑うと天童さんは薬を出して自分の口に入れた
「なっ・・!?なにし…ッンぐ!?」
天童さんは、僕の顎を掴んで無理やり引き寄せてキスをした
「んっ…んふっ……うぅ…!!!」
逃げようとすると、舌を無理やり口の中に入れてきた
すると、僕の口の中に何かが入った
それは、そのまま喉のほうへと流れていた