第24章 反撃スタート
爆発音を聞き、
ゲストの客室にそれぞれが集まって来ていた。
誰もが何が起きたか分からずに、動揺していた。
部屋は跡形もなくなっていた。
村上「何が起こったんや?」
村上はそう言うと、
安田と一緒にゆっくりと部屋の中を覗いて見た。
その時、部屋の瓦礫が少し動いた。
安田「なぁ、なんか動いたで、誰かいるのかな?」
安田の言葉で、
みんなは部屋を覗くと瓦礫の中から手が見えた。
横山「急いで助け出すぞ」
瓦礫の中から、錦戸が辛そうな顔で
横たわっていた。
渋谷「亮、また変な遊びでもしたんか?」
渋谷は、傷だらけの錦戸に向かって
冗談っぽく笑いながら言った。
錦戸「ちゃうわ!あの女にやられたんや!!!]
怒りをあらわにして答える錦戸に、
横山はそっと手を差しのべた。
錦戸がそれに答えるように手を握ると、
横山は力強く錦戸を引っ張り起こした。
錦戸は起き上がると、
ボロボロになった服を叩いた。
そんな錦戸を見ながら
横山は口を開いた。
横山「亮、ちゃんと説明してくれるか?」
その、横山の言葉に錦戸は少し微笑みながら言った。
錦戸「アイツ、おばあちゃんやってん、
肩の所に傷をつけてやったら爆発したんや」
錦戸はニヤニヤしながら、語っていた。
丸山「亮ちゃん、言ってる事が
良く分からないだけど...]
丸山は不思議そうに錦戸に言った。
その言葉に錦戸は少しイライラした感じで
錦戸「やから、なんかゲストの事が気になってん」
みんなは無言で頷く
錦戸「で、この部屋に来たら変な感じがしたんや。
ほら、 ここに絵があったやろ?」
みんなは、錦戸の言っている絵を思い出し、頷いた。
錦戸「そこの隅にな、
おばあちゃんがおったんや。
なんかめっちゃ不自然やったから
おもいきり突き刺してやってん。
そしたら血を流しよったんや」
錦戸は
自分の指の爪に残る血を
みんなに見せながら言った
大倉「この血の匂いは....」
その言葉に錦戸は嬉しそうに笑った。
錦戸「そいつ、人間やけど人間ちゃうやろ」
そう言うと足元の瓦礫を見た。