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Dye D? 2

第7章 眠り


私は、自分に届いたメールに恐怖していた


私の命が危ない?

この人は何故、ここまで知っているのに、
警察に連絡しなかったのだろう。

疑問が生まれる。

彼らに...

依頼主に..


その時だった。
部屋のドアにノックの音が聞こえて、
私は、心臓が止まるかという程に驚いた。


急いでドアを開けに行くと、
横山が微笑みながら立っていた


横山「ある者から、
お客様が眠れないようだとお聞きしましたので、
サービスとしてワインをお持ちいたしました」


そう言うと、一礼して部屋に入ってきた

私は急いでテーブルのパソコンを閉じた。

その様子が明らかに怪しかったのか、
横山の目線が私に止まった

私は、慌てて横山から目線をそらし話題を振った


「そんな、高そうなワインをいいんですか?」


私の言葉を聞くと、
横山は微笑み、
馴れた手つきでワインのコルクを開け始めた。


横山「お客様を癒すことこそが、
我々の仕事なので....」


そう言うと、ゆっくりとワインをグラスに注ぎ始めた

そして、ワインの入ったグラスを差し出した


「あ、ありがとうございます」

私はワインを味わいながら、思った

この人もかなりの男前だよな。

そして、この人には何か裏があるような気がした


横山「いかがなさいましたか?」

横山は、私の視線に気が付いたのか、
静かに微笑んだ


私はその瞬間にある事を思いつき、彼に聞こうと思った


「あの、私が来た時に案内してくれた人を見ましたよね!」


その問いに、彼は不思議そうな顔をした


「あの人は、ここの従業員の......」

しかし、彼の目を見た瞬間、
私は突然の睡魔に襲われて、意識を失ってしまった。
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