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脱出せよ【黒子のバスケ】

第18章 笑えや笑え


弱りきっている小林さんを保健室まで頑張って運ぶ。

保健室もやはりシャンデリアのキラキラだった。

あとベッドが超フカフカ。さらに天蓋付き。


「ウーンウーン…」


モソモソと小林さんが動いたかと思えば天蓋付きベッドに入り込んでピシャッとカーテンを閉めた。


「あ、超ここいい。」

「そこにずーっといられると困るんですけど!?」


いや気持ちは察しますけどね!?お願いだから頑張って!?

どつやって引っ張りだそうかと考えていると廊下からドタドタと音がした。

めっちゃリッチなドアノブをひねってドアを開ける。


「ちょっとー、うるさいよー?ある意味白馬のわがまま王子様の対応で私は忙しいんだよー?」


自分の部屋かよとツッコミをうけてもおかしくないセリフを叫びながら廊下を見ると真正面にワオ


「桜井くん……?」

「す、すみません!ここに存在しててすみません!」

「いいよ!?君の全てを許すよ!?早く入ってきて!?後ろからゾンビ来てるからね!?」

「はい!のろまですみません!」


ペコペコ謝りながら保健室に入ってくる。私はそれを確認したら勢いよく閉めた。

ゾンビは深追いしてこなかった。


「はー、無事でよかったよぉ…」

「わ、渡辺さんも無事でよかったです…。」

「まー桜井くんもね!あ、さん付けしなくていいよ私なんかに。」

「い、いえ…僕が勝手にやってるだけですから…。わ、渡辺さんも僕のことくん付けしなくていいです……。」

「よし、ならば良ちゃんで。」

「良ちゃん!?」


ま、まぁいいですけど……と顔を真っ赤にする良ちゃん。うん。やっぱり可愛い。


「な、なら僕も咲姫ちゃんってよびます!」


更に真っ赤になった。やばい。可愛い。


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