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脱出せよ【黒子のバスケ】

第11章 気にしない


『心配しないでいいよっ!私はどんなときでも正面突破の強行突破だからね!?』

『それあんまり自慢しない方がいいと思うナ!?お姉さんはもっと警戒心持つべきだと思うナ!?』


あれー?そうかなそうかな?

よー!


「さっとうくーーーん!」


もう一つ!体育館へと続く扉を開けて叫ぶ。


「さぁー!行っくぞー!?行っちゃうぞー!?」

「何でそんなテンション高いノ!?本当に大丈夫!?」


大丈夫!と私は佐藤君の手を引っ張る。

冷たい手だけど。彼の人間らしいところを私はたくさん知っている。


「ふっ。ごめん征十郎!まったねーー!」

「咲姫!?」


言い争ってた征十郎を置き去りに体育館の扉を開ける。


「渡辺!?何をしているのだよ!」

「緑間君の説教はあきたのだよ!」


それを捨てぜりふにダッシュ。

静止の声なんて聞こえない。


「佐藤君!体育館の扉、内側から開けられないようにできる!?」

「もちろン!ていうかもうやってるのだヨ!」

「さすがハイスペック!こーちゃんさいこー!」   

「こーちゃン!?」

「いいあだ名でしょ?」


ふざけ合いながら走る。

そんなとき。


「渡辺ーーーーーーっ!」


私の名前を呼ぶ


「青峰くんーーーーーっ!?」


暴君の声。


「え!?何で!?」

「多分僕が鍵かけるより前に外出てたんだヨ!」

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