第4章 *2*
「まさか…巨人に人間だと認識され逆に言えば…。人間から化け物扱いだよ…。」
突然とキュラの瞳は冷たい目へと変える。まるで人間が憎いとも見える。キュラ、クローク、シーラの3人はどこに住んで良いか、最初分からなかった。
だけど、静かな場所を見つけてそこでずっと住んでいたのだ。
「それに、僕達が本気を出せば人間や巨人など僕達にとっては大した敵ではない。」
シーラは、睨み付けるようにリヴァイを見て言った。
「それじゃあ、ボク達はこれで。」
キュラは、リヴァイ達に向かってそれだけを言って、今度は窓からではなく普通に扉から出て行った。
何だったんだ、アイツらは…と呟くように言うグンタだったが、やがて立っていたエレンも椅子に座る。そして、リヴァイが話を戻し始める。
「さっきのヤツらはいい。それよりもお前らも知ってるだろ…。報告書以上の話は聞き出せねぇよ…。」
そう、リヴァイはエレンの巨人化について話を戻してペトラ、オルオ、エルド、グンタに伝える。しかし、リヴァイは座り方を変えてこんな事を言い出す。
「まぁ、あいつは黙ってないだろうが。ヘタにいじくり回されて死ぬかもなお前…エレンよ。」
「え…?あいつとは…?」
エレンの頭は、ハテナマークと浮かべていた。そのタイミングで、ガチャ…と扉が開かれる。その時に、こんばんはーリヴァイ班の皆さんと声を掛ける人物。
「お城の住み心地はどうかな?」
リヴァイは、扉が開かれた方向を見ながらあいつだ、とエレンに教えエレンも扉の方向を見る。そこにいたのは…。
「ハンジ分隊長。」
そうハンジがいたのだ。