第1章 1。
次の日。
仕事が休みだった私は午前中にショッピングに出かけていた。
お目当てのものがなく、家に帰ってTVを見ていた。
ピンポーン♪
(あ。i pod届いたのかな?)
そう思ってインターホンを確認する。
私「はい」
?「お荷物のお届けです」
私「今開けます」
そう言ってオートロックを外し、玄関のチャイムがなるのを印鑑を持って待つ。
ピンポーン♪
私「はーい」
そう言って覗き穴から確認。。。
私「あれ?誰もいない??」
不思議に思ってドアをゆっくりあげると。。。
そこにはしゃがんだG-DRAGONさんがにこにこしてコチラを見上げていた。
ジ「i podお届けにまいりましたーwびっくりした?」
私「え!?G-DRAGONさん!?」
思わず大きな声を出してしまった私の口を、シーっと言って塞ぐジヨン。
私「ん??んー??」
ジ「バレたら困るから。とりあえず中入れてね!」
そういって強引に部屋の中に入ってきた。
ジ「おじゃましまーす!」
私「。。。。。」
何が起こってるのか理解出来ず立ち尽くす私。
ジ「おーい?おい!」
G-DRAGONさんに声をかけられて我に返る。
私「あ。はいっ。えっと。。。コーヒーでも入れますね!」
私は直視出来ずいそいそとキッチンへ向かった。
ジヨンは部屋を見渡す。
壁にはジヨンのポスター。
棚には大事そうに飾られたライブグッズにDVD。
ジ「ほんとにペンなんだな。。。」
私「なんか。。。信じられないです。。。どーぞ」
そう言いながらG-DRAGONさんにコーヒーを渡す。
私「すみません。わざわざ持ってきて頂いて。」
ジ「ん?なんか。。どうしてももう一回会いたかった。そんで話してみたかったんだ。俺も何でかよくわからないんだけど。。。」
私「あ。。。会いたかった。。。!?G-DRAGONさんが。。私なんかに。。。」
ジ「ジヨン!」
私「え?」
ジ「ジヨンって呼んで。今はG-DRAGONじゃなくてクォン・ジヨンだから。あと敬語もやめてよ。俺も使わないから。」
私「ジ。。。ジヨン?」
ジ「ん?なーに?」
屈託も無い笑顔で見つめられて、私の意識はぶっ飛びそうだった。。。。
いや。。。ぶっ飛んだらしい。。。w