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声をきかせて。

第2章 2。


打ち上げはクラブを貸し切って行われた。

大音量のBGMの中、皆楽しそうにお酒を飲んだり、フロアで踊っていた。

STAFFやDANCERの他にも、それぞれの知り合いが沢山きてるようで人で溢れかえっていた。

私はジヨンに手を引かれ、カウンターの前まで来ていた。

ジ「何飲む?」

私「え?何ですか?」

BGMで中々聞き取れない。

ジヨンはより耳元で。

ジ「なにのむー??のみものー!」

私「あ。。何でもいいです」

ジ「OK」

ジヨンはバーテンにドリンクを頼む。

ジ「はい。」

渡されたのはコロナ。

私「あ。。。」

何でもいいと言ってしまったが、ビール系は苦手だった。。。。

もちろん言い出せるわけも無く。。。

私「ありがとうございます」

そう言って我慢してコロナを飲む事にした。

半分ぐらいまで無理して飲んでるとジヨンがその表情で気づいたのか。。

ジ「あれ?ひょっとしてコロナ嫌いだった?」

私「い。。。いえ!大丈夫です!」

ジ「うそ。にがーいって顔してるしwこっち飲みな。おいしーから」

そう言ってジヨンは自分の飲んでたドリンクとコロナを交換してグイっと飲み始めた。。。
(あ。。。間接キス。。。。///)

ふと思ってしまったら恥ずかしくなって自分でも顔が赤くなるのがわかった。

ジ「ん?どした?顔赤いよ?もう酔ったの?」

ジヨンが顔を覗き込んでくる。

私「いや!大丈夫です!」

そう言って慌ててジヨンに貰ったドリンクを飲む。

ジ「あ!間接チューだー!w」

私は思わず吹き出してしまった。
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