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お別れアラーム
第4章 *アラーム
「うーん…アタシも、詳しくは知らないんだよなぁ」
なんなんだろうね?
そう言って、希美は笑う。
私も、複雑な思いで作り笑いを浮かべた。
「でもね、まだ成仏はしないと思うの」
希美の言葉に、私はパッと顔をあげる。
成仏、しない?
「なんで?」と私は希美に問う。
すると、希美は答えた。
「だってたぶん、アタシは記憶が無いから」
私は、目を見開いた。
…知ってたの?
「だからねー、記憶が戻らないと、成仏出来ないと思うの!」
只今の時刻は、午後3時。
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